家計のやりくりをFPに相談収入は少なくないはずなのに、貯蓄があまりできません

手取り月収を考えると、無理なくやりくりできそうなのに、収支はプラスマイナス0といったところ。赤字が出た月は、ボーナスで補てんしています。そのせいか、この1~2年は、貯蓄の総額が増えていません。この後、子どもたちに教育費がかかるようになるはずなので、今のうちに貯蓄ができる家計に見直したいと思います。家計費の中で、使いすぎの費目を指摘してください。

【家計収支】
収入
夫 月収 45万円
妻 パート代 5万円
合計 50万円
夫 ボーナス(1回70万円) 年間140万円
(ボーナスからも住宅ローンの返済が1回25万円あり)
支出
住宅ローン 12万8000円
食費(週に1回以上は外食) 9万8000円
水道光熱費 2万8000円
通信費(プロバイダ料含む) 3万1000円
日用雑貨費 2万5000円
教養娯楽・レジャー費 4万円
医療費(健康食品) 2万円
保険料 5000円
夫こづかい 6万円
妻こづかい 1万円
貯蓄 5万円
その他 2万円
支出計 52万円

支出金額だけを拝見しますと、住宅ローンの金額が多いように思えるかもしれません。

支出金額だけを拝見しますと、住宅ローンの金額が多いように思えるかもしれません。ですが、ご主人の収入のみの収入でみても、住宅ローンの支出割合は約28%ですし、奥様の収入も合わせますと、支出割合は25%台まで下がります。住宅ローンの負担が重くて、貯蓄ができない家計になっているわけではないようです。

そこで、減額を検討すべきは、ご主人のおこづかい。私は普段、おこづかいは「夫婦で手取り月収の10%が適正割合」だとアドバイスしていますが、ご相談者のご家庭では、ご夫婦のおこづかいの支出割合は14%になっています。奥様も働かれていることを考えますと、奥様の月1万円は維持したいところですが、ご主人のおこづかい6万円は、2万円減額して、4万円にするのが順当だと思います。

おこづかいが一気に2万円も減ると、行動範囲が狭まるなど、生活に支障が生じるかもしれませんが、今のうちに下げておかないと、教育費負担が今より重くなったときには、赤字を増やす原因になってしまうはずです。

食費は月収の16%までが支出の適正割合

おこづかいの次に減らしたいのは、食費。食費に関しては、収入の16%程度まで下げたいところです。金額でいうと、ひと月8万円程度が適正額になります。

お子さん達との外食を楽しまれるのは良いことですが、外食費は別に予算を立て、その予算内で外食するお店を決めるようにすると、予算を抑えやすくなります。

食費は1週間単位でやりくりをしてはいかがでしょうか。やりくり期間を短く設定すると、予算オーバーしたときにも、気持ちの切り替えが早くできます。1週間の予算は、12000円を目安にするのがおすすめ。5週分、つまりひと月に直すと6万円になりますが、1週目や5週目は日数が少ないので、やりくりが楽になるはず。やりくりがきつくない週を設けておくのも、節約を目指すときには必要なコツだと思います。そして、お米やドリンクと合わせても、ひと月7万円に収まるようにしましょう。

8万円の食費予算の残りの1万円は、教養娯楽・レジャー費に移動させて、外食費・教養娯楽・レジャー費の全体で、3万円程度に抑えたいところです。1週目や5週目など、日数が少なくて、予算が残った場合には、やりくりのご褒美に、外食費に回しても構いません。

おこづかいはマイナス2万円、食費はマイナス16000円、教養娯楽・レジャー費がマイナス2万円で、合計56000円の節約を、当面の目標とされてはいかがでしょうか。

保険料ひと月5000円は保障不足。早急に保障額の点検を

主人のおこづかい、食費、教養娯楽・レジャー費を抑える一方で、保険料の負担は少なすぎると思われます。金額からしますと、保障不足になっているはずです。貯蓄が増えていない中で、ご主人に万が一のことがあると、遺されたご家族の生活が立ち行かなくなる可能性があります。特に、収入が高かったご主人が亡くなった場合は、遺族年金に頼る生活では、生活レベルをかなり落とさざるを得ません。保障が不足している中で、ご主人からの収入が途絶えてしまうと、お子さんたちの大学時代の学費の工面も大変になります。抑えた分の生活費の一部をご主人の死亡保障に回すのが、適切だと思います。

年収が高い方の場合、所得制限の関係で奨学金を利用できない可能性もあります。収入が高くて、貯蓄が少なく、保障も足りていない現状については、早急に見直しが必要だと思います。

(2013年11月 畠中 雅子)

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