平均入院日数と入院費用
一番の不安は自分の病気や事故!
健康は、何ものにも代え難い財産です。しかし、どんなに健康に気を使っていてもケガや病気になってしまう場合もあります。
入院や手術が必要な大きな病気は、家計の面でも大きな負担になることでしょう。 生命保険文化センターが行っている『生活保障に関する調査』でも、病気・ケガに対する不安が多いことが浮き彫りになりました。
生活上の不安項目
自分自身がケガや病気をすることについての不安の有無を調査してみると、 「不安感あり」は90.1%と非常に多くの方々が不安に思っていることがわかります。
けがや病気に対する不安有無
実際に「不安感あり」と回答した方の具体的な内容を見ると「家族に肉体的・精神的負担をかける」が54.2%と最も高くなっています。 前回調査と比較すると、「後遺症や障害が残る」で10.9%、「家族に肉体的・精神的負担をかける」が9.9%、「三大疾病にかかる」で8.1%、 「障害等により就業不能となる」で7.0%、それぞれ増加するなど、多くの項目で増加しています。
ケガや病気に対する不安の内容
複数回答、単位(%)
令和元年 | 平成28年 | 平成25年 | 平成22年 | |
---|---|---|---|---|
N | 3,598 | 3,653 | 3,659 | 3,639 |
家族に肉体的・精神的負担をかける | 52.3 | 54.2 | 44.3 | 48.1 |
長期の入院で医療費がかさむ | 51.8 | 53.6 | 55.5 | 58.6 |
後遺症や障害が残る | 46.3 | 47.5 | 36.6 | 39.3 |
障害等により就労不能となる | 43.7 | 42.5 | 34.4 | 38.0 |
三大疾病にかかる | 42.9 | 42.0 | 35.0 | 35.3 |
公的医療保険では不十分 | 42.0 | 41.9 | 44.9 | 52.3 |
不慮の事故にあう | 40.8 | 41.7 | 36.4 | 37.1 |
治療の長期化で収入が途絶える | 36.3 | 34.9 | 30.0 | 32.5 |
保険対象外の先進医療の費用がかかる | 30.3 | 34.1 | 33.7 | 35.5 |
現在の準備では費用がまかなえない | 31.2 | 30.6 | 29.8 | 32.6 |
慢性疾患にかかる | 25.4 | 25.4 | 19.0 | 22.1 |
以前のように仕事に復帰できるかわからない | 25.4 | 23.7 | 20.0 | 21.0 |
保険対象外の差額ベッド代がかかる | 21.9 | 23.4 | 21.4 | 25.3 |
家族の見舞いなど付随的費用がかかる | 23.4 | 23.0 | 18.6 | 18.8 |
適切な治療が受けられるかわからない | 18.2 | 20.1 | 15.0 | 18.6 |
その他 | 0.5 | 0.7 | 0.6 | 0.7 |
わからない | 0.6 | 0.7 | 0.8 | 0.8 |
生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/令和元年
何日ぐらい入院するの?
病気やケガで入院した場合に心配なのは、病院での不自由な生活だけでなく、長期入院による治療費や差額ベッド代などで経済的な負担が重くなること。 厚生労働省の「平成29年患者調査」によると、退院患者の平均在院日数は29.3日となっています。どんな病気で何日くらい入院しているのか?見てみましょう。
傷病分類別に見た年齢階級別入院患者の平均在院日数(抜粋)
主な傷病 | 全体 | 結核 |
---|---|---|
総数 | 29.3 | 54.1 |
0~14歳 | 7.4 | 2.0 |
15~34歳 | 11.1 | 36.5 |
35~64歳 | 21.9 | 45.4 |
65歳以上 | 37.6 | 58.5 |
75歳以上 | 43.6 | 61.6 |
主な傷病 | ウイルス肝炎 | 胃の悪性新生物 |
総数 | 21.2 | 19.2 |
0~14歳 | 5.2 | 8.1 |
15~34歳 | 10.7 | 12.5 |
35~64歳 | 9.7 | 13.0 |
65歳以上 | 38.2 | 20.8 |
75歳以上 | 56.1 | 24.0 |
主な傷病 | 結腸及び直腸の悪性新生物 | 乳房の悪性新生物 |
総数 | 15.7 | 11.5 |
0~14歳 | 8.8 | 5.5 |
15~34歳 | 12.7 | 7.1 |
35~64歳 | 11.7 | 8.4 |
65歳以上 | 17.1 | 15.7 |
75歳以上 | 20.5 | 20.1 |
主な傷病 | 肝及び肝内胆管の悪性新生物 | 血管性及び詳細不明の認知症 |
総数 | 16.9 | 349.2 |
0~14歳 | 15.7 | - |
15~34歳 | 36.5 | - |
35~64歳 | 13.0 | 284.1 |
65歳以上 | 17.7 | 349.8 |
75歳以上 | 19.8 | 340.0 |
主な傷病 | 統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害 | 高血圧性疾患 |
総数 | 531.8 | 33.7 |
0~14歳 | 167.2 | 7.7 |
15~34歳 | 106.5 | 13.6 |
35~64歳 | 301.6 | 15.3 |
65歳以上 | 1210.6 | 39.5 |
75歳以上 | 1692.2 | 47.8 |
主な傷病 | 心疾患(高血圧性のものを除く) | 脳血管疾患 |
総数 | 19.3 | 78.2 |
0~14歳 | 11.8 | 12.3 |
15~34歳 | 10.0 | 25.6 |
35~64歳 | 9.0 | 45.6 |
65歳以上 | 22.2 | 86.7 |
75歳以上 | 28.8 | 98.9 |
主な傷病 | 骨折 | 肝疾患 |
総数 | 37.2 | 22.9 |
0~14歳 | 6.1 | 8.8 |
15~34歳 | 11.3 | 10.3 |
35~64歳 | 20.7 | 16.5 |
65歳以上 | 45.6 | 27.7 |
75歳以上 | 49.5 | 31.9 |
〈厚生労働省「患者調査」/平成29年〉
- ※平成29年9月1日~30日に退院した者を対象としたものである。
- ※総数には、年齢不詳を含む。
平均入院日数の推移
- ※各年9月1日~30日に通院したものを対象とした。
- ※平成23年は宮城県の石巻医療圏、気仙沼医療圏及び福島県を除いた数値である。
グラフを見ていただくとわかるように平成2年の平均入院日数は44.9日、平成29年は29.3日。この27年間で15.6日も短くなっています。 ただ、短くなったといっても全体の入院日数の平均なので、老後の入院や生活習慣病などの長引く可能性の高い病気もあることは憶えておきましょう。 それでは、いったいどれくらいの人数が入院しているのでしょう?
性別・年齢階級別にみた入院受療率(人口10万対)
(受療率とは、人口10万人に対する推計患者数(調査日に全国の医療施設で受療した患者の推計数)のこと。)
年齢 | 全体 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
全体 | 1,036人 | 972人 | 1,096人 |
0歳 | 1,167人 | 1,208人 | 1,124人 |
1~4歳 | 169人 | 191人 | 146人 |
5~9歳 | 86人 | 94人 | 77人 |
10~14歳 | 94人 | 100人 | 86人 |
15~19歳 | 113人 | 116人 | 110人 |
20~24歳 | 158人 | 134人 | 182人 |
25~29歳 | 235人 | 159人 | 314人 |
30~34歳 | 291人 | 199人 | 385人 |
35~39歳 | 296人 | 248人 | 346人 |
40~44歳 | 311人 | 327人 | 296人 |
年齢 | 全体 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
45~49歳 | 398人 | 442人 | 354人 |
50~54歳 | 552人 | 628人 | 475人 |
55~59歳 | 758人 | 888人 | 628人 |
60~64歳 | 997人 | 1,188人 | 811人 |
65~69歳 | 1,305人 | 1,560人 | 1,067人 |
70~74歳 | 1,712人 | 2,002人 | 1,457人 |
75~79歳 | 2,448人 | 2,715人 | 2,233人 |
80~84歳 | 3,633人 | 3,818人 | 3,505人 |
85~89歳 | 5,326人 | 5,409人 | 5,285人 |
90歳以上 | 7,815人 | 7,433人 | 7,936人 |
〈厚生労働省「患者調査」/平成29年〉
- ※全体には、年齢不詳を含む。
入院受療率を性別でみると、男性972、女性1,096で女性のほうが多くなっています。
年齢階級別では、「5~9歳」「10~14歳」が最も低く、以降年齢が上がるほど高くなっています。
0歳児は入院する機会が多いこともわかります。
入院するといくら位かかるの?
差額ベッド代、入院時食事代等を含めた入院時にかかった費用の平均は20.8万円となっています。 費用の分布を見てみると「10~20万円未満」が30.6%、「5~10万円未満」が25.7%、「20~30万円未満」が13.3%となっています。 1日あたりの自己負担費用の平均は23,300円となっています。費用の分布を見てみると「10,000円~15,000円未満」が24.2%と一番多くなっていますが、 1日に30,000円以上負担した人も24.7%と高い割合を示しています。70.7%の方が1日あたり10,000円以上の負担となっています。
いくら位準備をしているの?
実際に周りの方はいくら位加入しているのでしょう?
平成30年 | 平成27年 | 平成24年 | 平成21年 | 平成18年 | |
---|---|---|---|---|---|
世帯主の疾病入院給付金日額 | 9,900円 | 9,600円 | 10,000円 | 10,400円 | 10,700円 |
妻の疾病入院給付金日額 | 8,400円 | 8,300円 | 8,500円 | 8,500円 | 8,800円 |
- ※全生保は民保(かんぽ生命を含む)、簡保、JA、県民共済・生協等を含む。
〈生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/平成30年度〉
AFH283-2022-0221 2月2日(250202)
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入院や手術が必要な大きな病気は、家計の面でも大きな負担になります。そんな時、助けになるのが医療保険です。 医療保険は数多くの商品があり、保障の種類も1日いくら支払われるタイプの他に、実損てん補型や短期入院の場合は 一時金で支払われるタイプなど、さまざまな種類があります。保険クリニックでは、あなたのご希望をお伺いした上で、 医療保険のアドバイスをしております。お近くの店舗で無料保険相談をご利用ください。
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