
約60兆個もある人間の体の細胞の内たった1個の細胞の中で、DNAが何らかの原因で傷つき、その遺伝子情報が狂ったこと によってがん細胞が作られます。 私たちの日常生活の中には、がんの原因である遺伝子情報に変異を起こさせる物質、すなわち発がん物質が数多く存在します。また、ウィルス、活性酸素や老化、ストレスなど、私たちはがんの原因物質に取り囲まれて生きています。実際、毎日たくさんのがん細胞が生まれているのです。しかしそのほとんどは、免疫細胞により発見・破壊され、「がん」になる前に防いでいるのです。この免疫機能が低下して、がん細胞を見落としてしまった場合に、どんどん増殖を続け、がんに成長します。つまり、がんは、いつ誰がかかっても不思議ではないのです。
がんは、日本の死亡原因の第1位となっています。加速する高齢化によって、今後ますます増えることが予想されます。いまや日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなっているといわれています。もはやがんは他人事では済まされないのです。


| 部位 | 性別 | 確率 | 何人に一人 | 5年生存率 |
|---|---|---|---|---|
| 全がん | 男性 | 54.5% | 2 | 50.0% |
| 女性 | 40.7% | 2 | 59.8% | |
| 食道 | 男性 | 1.9% | 54 | 31.6% |
| 女性 | 0.5% | 222 | ||
| 胃 | 男性 | 10.8% | 9 | 62.1% |
| 女性 | 5.9% | 17 | ||
| 結腸 | 男性 | 5.3% | 19 | 68.9% |
| 女性 | 4.9% | 21 | ||
| 直腸 | 男性 | 3.1% | 33 | 65.2% |
| 女性 | 1.9% | 54 | ||
| 大腸 | 男性 | 8.3% | 12 | - |
| 女性 | 6.7% | 15 | ||
| 肝臓 | 男性 | 4.1% | 25 | 23.1% |
| 女性 | 2.2% | 46 | ||
| 胆のう・胆管 | 男性 | 1.5% | 66 | 20.2% |
| 女性 | 1.9% | 52 | ||
| 膵臓 | 男性 | 1.9% | 53 | 6.7% |
| 女性 | 1.8% | 55 | ||
| 肺・気管 | 男性 | 8.9% | 11 | 25.6% |
| 女性 | 3.8% | 27 | ||
| 乳房(女性) | 女性 | 5.7% | 18 | 85.5% |
| 子宮頚部 | 女性 | 1.1% | 88 | 71.5% |
| 子宮体部 | 女性 | 0.9% | 111 | 76.8% |
| 卵巣 | 女性 | 1.0% | 95 | 52.0% |
| 前立腺 | 男性 | 6.3% | 16 | 75.5% |
| 悪性リンパ腫 | 男性 | 1.8% | 54 | 49.9% |
| 女性 | 1.3% | 78 | ||
| 白血病 | 男性 | 0.8% | 125 | 32.9% |
| 女性 | 0.6% | 171 |
<財団法人がん研究振興財団「がんの統計’09」>
『がん』になる要因はたばこと食事で65%を占めています。

| 口腔がん・食道がん | 胃がん | 大腸がん | 肝がん | 喉頭がん |
|---|---|---|---|---|
| たばこ・アルコール | たばこ・塩分 | 脂肪・家族歴 | 肝炎ウイルス・アルコール・ たばこ・かびた穀類やナッツ |
たばこ・アルコール |
| 前立腺がん | 子宮頸がん | 子宮体がん | 乳がん | |
| 脂肪 | ウィルス | 脂肪 | 脂肪・アルコール |
<国立がんセンター がん対策情報センター「がん情報サービス」>
『がん』にかかる原因は、たばこと食生活で65%を占められています。ということは、日常生活で、この2つにかかわることに注意すれば、ある程度は防げることになります。がん予防の12カ条を是非実践してみましょう。 また、早期発見・早期治療のために、積極的に『がん』検診を受けることが二次予防につながります。 年に1回は、定期的に『がん』検診を受けましょう。
<国立がんセンター がん対策情報センター「がん情報サービス」>