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保険業界ニュース

生保不払い12万件超・263億円 ~ 115万件、調査継続

 生命保険各社は13日、金融庁の命令に基づく保険金支払いの調査結果を公表した。同日時点で確定した保険金・給付金の不払いは、生保全38社で約12万4千件、約263億円に達したが、支払いが漏れている可能性のある契約は115万件を超え、今後さらに増える見通し。最終結果は今夏ごろ。一連の保険業界の不払い問題では、損保の自動車保険などで約230億円の支払い漏れが現時点で判明。生保の不払いは既に、これに匹敵する規模になる。
 今回多かった不払いは、支払いの可能性があるのに、契約者から請求が来ないことを理由にして、生保が対応しなかったものだ。例えば、生保側が入院給付金の請求を受けた際に、診断書に「脳卒中で入院した」との記述を見つけても、三大疾病特約の保険金が支払われることを顧客に積極的に知らせてこなかった。また、契約者はきちんと請求したのに、生保が診断書に記載された手術を見落とし、保険金・給付金が本来の受け取り額より少なかった事例なども多い。複雑な商品構成や、わかりにくい請求手続きにも不払いの原因の一端があり、生保各社は顧客への情報提供強化や請求書統一といった再発防止策に取り組み始めているが、信頼回復への道は遠い。

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