| 生命保険協会の調査によると、昨年9月末で生命保険会社が扱う医療保険の契約件数(1,668万件)が、これまで長く生保商品の代表格だった「定期付終身保険」の契約件数(1,591万件)を初めて上回った。 定期付き終身は、一定額の死亡保障が一生続くとともに、働き盛りの間や子育てなど一定期間の保険金を増額した商品。ピークだった97年には、約3,000万件、保険金ベースの契約高は1000兆円近くに達した。一方医療保険は、入院した日数に応じて日額5,000円、1万円といった給付金が受け取れるほか、手術を受けた際に数十万円程度の一時金がもらえるのが一般的。高齢化の進展で「長生きするリスク」に対する関心の高まりとともに医療保険の人気も高まり、各社も商品開発にしのぎを削っている。かつては大病をした人は加入できなかったが、最近では病歴があっても加入できるタイプや、がんなど日本人に多い病気を重点的に保障するタイプ、保険料の払込が終わる時に生存していれば保険料が全額戻ってくるタイプなど、現在は100種類以上が販売されている。 ただ、一部の会社で保険金の不払いが発覚しており、生保各社は過去の契約の不払いがなかったか再点検中。第三分野は支払条件が死亡保険より複雑になりがちなため、契約者も一層の注意が必要になる。 |