| 生命保険協会が15日に発表した05年度の事業概況(全38社ベース)によると、2005年度に個人が新たに契約した生命保険の死亡保険金は平均で661万円(前年度比▲62万5000円)と、ピーク時(1991年度の1,283万円)のほぼ半分に減少した。新契約だけでなく、生命保険会社が保有している契約全体の平均保険金も、05年度は973万円と41万円減少した。 死亡保障保険に代わってニーズが高まっているのが「第三分野」と呼ばれる保険商品。05年度の医療保険の契約件数は、前年度比7.7%増の約300万件、ガン保険も7.0%増の約100万件と伸び、両保険で個人契約全体の4割を占めた。こうした保険は死亡保険金が小さく、平均保険金の減少につながっている。 資産運用の性格が強い年金保険も拡大している。05年度の個人年金保険の新契約高は前年度比15.5%増の8兆6000億円と、95年度以来の高水準となっている。 少子高齢化や婚姻率の低下といった社会構造の変化や、バブル後の家計のリストラなどによって死亡時の高額な保障へのニーズが下がり、代わって長生きするリスクに備える医療保険など第三分野や老後の生活に備える年金保険の人気が高まっている。 |